アスペルガー症候群は妄想しているわけではありません。理解できないだけです。(1)


皆さん、こんにちは!

今日はアスペルガー症候群についてお話します。

 

子どもと関わっていると、

1年に一人くらいは、アスペルガー症候群らしき子に出会います。

はっきりとそれとわかるほどの言動が見られる子もいれば、

単なる性格の内向性だと思われる子もいて、

はたして、これが病気と言えるのだろうかと思うこともあります。

はっきりとわかる子は

話をしていて、

考え方の方向性に何となく不自然な心の動きやぎこちなさがあります。

妄想しているのではないかと思う時もあるのですが・・・

どうもそうではないらしいし、

ちょっと変わってるね、くらいの感じなんですね。

生来の欠陥があるとしても、

社会生活を営んでいけないことはないと思います。

ただし、周囲の理解が必要ですね。

 

それは、極端な性格の偏りであり、

悪気はないんだ、と理解する必要があります。

また、そのために、ひとつの疾患として捕えてあげると

対応しやすいのではないかと思います。

 

そんな微妙な疾患ですから、

時に、服薬をすすめる意志がいますが、

決して飲むべきではないと思います。

それは、一種の生まれつきの性格のようなものですから。

 

それでは、アスペルガー症候群を理解するために、

お話ししたいと思います。

 

アスペルガー症候群とは

アスペルガー症候群は自閉症の一種で、

知的障害のない自閉症と言われています。

高機能自閉症とも言われています。

発達障害の一つでもあります。

 

アスペルガー症候群の名称の由来

アスペルガー症候群という病名は、

ハンス・アスペルガーというオーストリアの小児科医が

1944年に論文を発表したことから、その名前にちなんでつけられたました。

 

原因

はっきりした原因はわかっていませんが、

胎児のときに、中枢神経系(脳)に何らかの問題が生じたのではないかと考えられます。先天的要素が大きいです。

内向性と聞くと、親の育て方に問題があると思われがちですが、

原因は親の育て方ではありません。

ただし、単なる内気な性格の場合は、

本人の性格のほかに親の性格や育て方が関わってきますから、

まったく割り切れるものではなく、

どこかで、影響が出ているとも考えられます。

しかし、アスペルガー症候群の人を理解するという視点からは、

脳の疾患と考えた方が効果的ですし、わかりやすいと思います。

 

カナー型の自閉症

アスペルガー症候群の姉妹的疾患にカナー型の自閉症があります。

他人への関心がなく、自分の中に閉じている典型的な自閉症のことです。

頑固で排他的でこだわりが強い特徴がありますが、

アスペルガー症候群と重なる部分も多いです。

 

アスペルガー症候群とカナー型自閉症とは、どこが違うのでしょうか?

アスペルガー症候群とカナー型自閉症は、ひとつにつながっているもので、

明確に区別できる境界線があるわけではありません。

アスペルガー症候群は一見しただけでは、病気に見えないことがあります。

自閉症に見えない自閉症とでも言えるでしょうか。

カナー型自閉症は、明らかに閉じている印象を受けることが多いです。

アスペルガー症候群は知能的には問題がなく、健常児と変わらない知能がありますが、

カナー型自閉症は、知的な遅れもあります。

 

アスペルガー症候群とカナー型自閉症の両方の特徴がある場合、

3つ組の障害という自閉症の特徴が3つとも見られれば、

自閉症スペクトラムと呼んでいます。

ちょうど虹の色が赤から紫まで、徐々に変化していることに例えて、

自閉症スペクトラムと言います。

 

特徴

MLBのイチロー選手や

サッカーの中村俊輔選手

プロ野球の落合博満選手

物理学者のアインシュタイン

のように、

ある特定の分野に限って

記憶力がよく、

知識が豊富で

尋常ではない集中力とこだわりをもっていることがあります。

 

これは、いわば、長所的な見方から言えることですが、

もう一方で問題点として

自閉症の3つの特徴があります。

3分野の障害とか3つ組の障害と言われています。

 

1 社会性

社会的な振る舞いの問題で、

人と一緒にいる時の行動に特異性があり、うまくいきません。

2 コミュニケーション

コミュニケーションに問題があり、一方的な会話しかできず、相互理解ができにくいです。

3 想像力

想像力が乏しく、偏った発想をするために、

異常なこだわりや好き嫌いの激しさなどがあります。

例えば、人の声はうるさく感じるのに、

オートバイのエンジン音は大好き、などです。

 

アスペルガー症候群の特徴については、

次回詳しくお話ししたいと思います。

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